セレクトショップとはインポートブランドなど一つのブランドにこだわらず、バイヤーの審美眼にかなった商品を選んでいる店のことをいいます。大手セレクトショップから個人のセレクトショップまで様々あります。大手の場合はオリジナルブランドの商品の販売もしていますが、個人の店の場合はその店ならではのチョイスがほとんどであり、他の店ではなかなか取り扱っていない商品もあったりするので希少性、独自性とおしゃれ好きにはたまらない要素がつまっています。そしてバイヤーさんと好みが合う場合には自分の好みの商品が沢山あることになり、コーディネートが楽しくなったり、そして気楽になったりします。好みの商品が多いということはその店で買ってしまうことが多くなります。そして、ジャケットからボトムス、コート、シャツなどありとあらゆるものを買ってしまいそうになります。これはもはや依存症といってもいいのかもしれません。それほどに魅力的な要素がつまっているのです。
買い物依存症の中にはセレクトショップ依存症というものがあります。別名心外的外傷後ブランド依存症、ともいい精神的疾患のひとつです。症状としては、不要なブランド品を買い漁り続け、お金が無くなれば借金をしてまで買い物を続けるため放置すると非常に危険です。本人は我慢しよう!と思っても、欲しい!買いたい!というずっと欲求が頭から離れず、結果我慢することができません。発症するのは女性が多いイメージかもしれませんが、最近ではお洒落に気を遣う男性が増えたせいか男性にも多くみられます。そもそもなぜこのような病気になってしまうのか?原因は人それぞれですが、日常的なストレスが原因だったり対人関係のトラブルから物しか信用できなくなってしまったり、高価なブランド品を身につけて自分の価値を必死になって見出だそうとしてしまうそうです。取り返しのつかない事態になる前に精神的疾患の一つだと認識した上でしっかり医師に相談しましょう。
2017/3/2 更新